
もしかして、グラフィックデザイナーは時代遅れ?

今は、Webデザインが多いね。
突然ですが、「グラフィックデザイナーは時代遅れかも」と感じたことはありませんか?
デザイナーは、常に時代の流れやトレンドにアンテナを張っている必要があります。
最近では、チャットGPTなどのAIやYouTubeの映像といった新しい分野が急成長しています。
グラフィックデザイン分野でも、誰でも簡単にデザインができるCanvaが登場しました。
また、印刷通販のラクスルでは、チラシなどの印刷物のデザインテンプレートがオンラインで作成できるようにもなりました。
このような時代の進化にグラフィックデザイナーの危うさを感じているのであれば、キャリアチェンジをするタイミングなのかもしれません。
ぼくは、広告代理店やデザイン事務所、印刷会社、営業会社の制作部門など、たくさんの転職を繰り返し、荒波の中デザイナーとして走ってきました。
そういった経験から、デザイナーのキャリアプランのお役に立てれば嬉しいです。

こんにちは!デザイナー歴15年のダッシュくんです。現在、企業でインハウスデザイナーをしながら、副業でWebデザインのお仕事をしています。
グラフィックデザイナーが時代遅れだと感じた4つの瞬間
ぼくが、グラフィックデザイナーが時代遅れだと感じる瞬間は、4つあります。
それぞれ、解説していきます。
紙媒体の仕事がここ10年・20年で激減した

ぼくは、ちょうど2008年のリーマンショックの時代からデザイナーとしてキャリアがスタートしました。
就職でいえば、氷河期時代ですね。
仕事があるだけマシだった時代では、チラシやパンフレット、ポスターなどの紙媒体の案件がたくさんありました。
当時、デザインといえば、「紙媒体=印刷」が当たり前でした。
しかし、ここ10年、20年でデザイン業界は一変しました。
GoogleやApple製品の進化とともに、「Webデザイン」が当たり前の時代になったのです。
2010年前後、時代感覚が鋭く変化力が高いグラフィックデザイナーたちは、安月給でも修行と言わんばかりに、時間を問わずWebデザインを勉強し、いち早くスキルを身につける動きをしました。
そして、コロナが蔓延する前の2018年あたりでは、Webデザインが完全に主流となり、グラフィックデザインは、Webデザインの延長上にある手段となってしまいました。
例えば、電車の吊り革広告に、「詳しくはWebページへ」や「QRコード」といったWebサイトへ誘導を促す情報を見かけたことはありませんか。

紙媒体の広告は、もはや、Webサイトへの一つの導線に過ぎないツールなのです。
今では、Webデザインがメインであり、グラフィックデザインはサブ的な位置付けとなっています。
このような背景もあり、グラフィックの仕事は激減していると過言ではありません。
目新しさはWebデザインから生まれる

SANKOU! | Webデザインギャラリー・参考サイト集より
グラフィックデザインは、ビジュアル要素が強く、斬新なデザインやインパクトがある広告が注目され、これまでの時代をリードしてきました。
しかし、今では、グラフィックデザインからは目新しさは生み出しにくくなっています。
あるとき、ぼくは、Webデザインが気になり、参考サイトをスマホから見てみました。
今でも思い出しますが、見た瞬間、衝撃が走りました。
RBGカラーの鮮明なカラーバランスやJavaScriptを使ったモーションや動画が、スマホに美しくレイアウトされたWebデザインを見て、今までにない新しさを感じたのです。
当時、頑なにグラフィックデザイナーを貫き通していましたが、完全に時代遅れだと悟りました。
デザインは、常に時代とともに生きています。
時代が変われば、今までのデザインやキャリアも変えていくのは必然なのかもしれません。
HTML/CSSはできて当たり前のスキル

Webデザインは、HTML/CSSを理解する必要があります。
2025年の傾向としては、Webデザインとコーディングと分業制に変わりつつあります。
それでも、Webデザイナーとしてやっていくためには、「最低限のHTML/CSSは必要」だと、ぼくは考えています。
数年前に転職活動をしていたときに、ある印刷会社の面接で、オフィスを案内させて頂きました。
そこでも、驚きの体験がありました。
老舗の印刷会社でも、Webデザイナーを採用しており、デュアルディスプレイにHTMLコードが映し出されているのを目にしました。
そのモニター前に座っていたデザイナーさんは、まだ20代くらいの若い女性。
新しいスキルを持った若いデザイナーが、続々とデザインの現場で活躍しつつある時代になっているのです。
そのため、今の時代は、HTML/CSSくらいは書けて当たり前と言ってもいいでしょう。
今を生きるデザイナーは、Webスキルが必須です。
面接を5秒で落とされる

ぼくが、2018年くらいに転職活動をしていたときの話です。
グラフィックデザイナーとして経歴が長く、Webデザインについては、CMSを使った業務しかありませんでした。
CMSは、コンテンツ管理システムの略で、デザインした画像を入れ込んでいけば、Webページができるという仕組みです。
Webページはできあがるものの、HTML/CSSの基礎的なコーディング知識がないと、細かい調整ができないことに悩んでいました。
「やっぱりコーディングができないからWebデザインはやめておこう」と思い、転職活動をはじめたのですが、転職サイトの求人を見たら驚きました。
転職サイトには、Webデザイナーを募集している企業や制作会社ばかりで、グラフィックデザイナーを募集している求人はほとんどありませんでした。
それでも、なんとか書類選考が通った小さなメーカーに面接を受けに行ったときです。
ディレクターの採用担当者が、ぼくの職務経歴書を見て一言。
「グラフィックは完璧なんだけど、Webデザインはできないの?コーディングできないと厳しいな」
そう言われ、面接を5秒で落とされるといった経験をしました。
そのときの時代が吹く風の冷たさに、グラフィックデザイナーの危機を感じたのです。
ぼくは、面接をして頂いたディレクターさんのアドバイス通り、Webデザインスクールに通うことを決めたのでした。

慌てて、デジタルハリウッドに駆け込みました。
Webデザイナーにキャリアチェンジするには

Webデザイナーにキャリアチェンジするには、まず、WebサイトのワークフレームやHTML/CSSを学ぶ必要があります。
Webデザインを勉強する方法には、大きく分けて2つあります。
・独学
・スクール
それぞれ、解説していきます。
独学で勉強する
まずは、独学で勉強する方法です。
独学には、2つの方法があります。
・書籍
・オンライン学習
独学のメリットとデメリットについて、以下にまとめてみました。
独学のメリット
独学のメリットは、以下の通りです。
・自分のペースで勉強できる
・費用がかからない
Webデザインは独学で勉強することができます。
Webデザインの書籍や学習サービスがあるので、自分のペースで勉強していけます。
書籍は、数千円程度なので、まずは1冊買ってみるのもいいでしょう。
また、無料の学習サービスやYouTubeで、HTML/CSSを勉強すれば、費用はあまりかかりません。

Webデザインの学習サービスは、Progate(プロゲート)がおすすめ。
独学のデメリット
独学のデメリットは、以下の通りです。
・わからないところがあると勉強をやめてしまう
・応用が効かない
ぼくの経験では、独学で勉強するだけでは限界があると思っています。
必ず、どこかでつまずいてしまうのが、Webデザイン。
Webデザイナーの知り合いがいるなど、上手くわからないことを解決していけば、独学を続けることも可能です。
しかし、独学では基礎的な勉強が多いため、応用が効かないことがデメリットです。
自分で、勉強方法を工夫する必要があります。

向いている人は、独学で勉強したという人も耳にします。
Webデザインスクールに通う
もう一つは、Webデザインスクールで勉強する方法です。
Webデザインスクールには、2つの形式があります。
・通学
・オンライン
Webデザインスクールに通うメリットとデメリットは以下の通りです。
Webデザインスクールのメリット
Webデザインスクールのメリットは、以下の通りです。
・わからないことがあればトレーナーに聞いて解決できる
・同じWebデザイナーを目指している仲間ができる
Webデザインスクールでは、わからないことがあればトレーナーに聞くことができます。
また、カリキュラムがあるため、その通りに学んでいけば、迷うことなくWebデザインやHTML/CSSを習得できます。
さらに、同じWebデザイナーを目指してる人との交流ができますので、一人で勉強することが苦手な人にとってはメリットになります。
Webデザインスクールのデメリット
Webデザインスクールのデメリットは、以下の通りです。
・費用がかかる
・受講期間が決まっている
Webデザインスクールは、人によって当たり外れがあるので、自分に合ったスクール選びが大切です。
費用が何十万円とかかるので、スクールに通うための資金がないと難しいでしょう。
また、スクールは3ヶ月〜半年程度の受講期間が設定されていることが多いです。
そのため、期日までに卒業する必要があります。

自分を追い込むために、Webデザインスクールに入るのもアリ。
まとめ
時代に乗り遅れないためにも、Webデザイナーへキャリアチェンジを検討しましょう。
Webデザイナーになるには、簡単ではありません。
グラフィックデザイナーと言えど、Webデザインは未経験に等しいです。
デザインの見た目は、同じように感じますが、全く畑が違います。
しかし、デザイナー経験者は、イラストレーターやフォトショップの経験が有利になる分、Webデザインを習得する時間は、デザイナー未経験の人よりも早いはずです。
デザイナーという生き方をするのであれば、時代に沿ったスキルを身につけていく姿勢が求められます。
厳しい見方かもしれませんが、時代遅れのデザイナーにはならないようにしたいですね。
基礎的なHTML/CSSを理解し、簡単なコーディングができるだけでも、デザイナーとしてのスキルの幅が広がります。
この機会に、Webデザインの勉強をはじめてみてはいかがでしょうか。
以上、ご参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!




