
35歳から未経験でグラフィックデザイナーになれる?

…難しいかも。Webデザイナーなら可能性はあるよ。
今回は、
35歳から未経験グラフィックデザイナー転職は難しい?
と言った疑問にお答えしていきます。
結論的に言えば、35歳から未経験でのグラフィックデザイナーの転職は「とても難しい」と思います。
ぼくは、芸術大学を卒業し、あらゆる現場でグラフィックデザイナーを15年くらいやってきました。
グラフィックデザイナーは、感性や創造性をアウトプットする能力が必要になります。
その感性や創造性は、10代や20代の若い年齢のうちに鍛えておいたほうが圧倒的に有利です。
芸術大学などの専門性が高い教育を受けた20代デザイナーと比べてしまうと、どうしても成長性の部分で差が生まれてしまいます。
それでも、未経験で35歳からグラフィックデザイナーとして転職できる人もいますが、現実的には、激務で薄給・冷遇のため、精神的に耐えれず辞めてしまうことがほとんどです。
副業やフリーランス、もしくは、趣味でグラフィックデザインをする場合は、年齢に関係なく始めてもいいでしょう。
もし、未経験からデザイナー転職を目指すのであれば、Webデザイナーのほうをおすすめします。
今回は、35歳からのデザイナー転職について解説していきます!

こんにちは!デザイナー歴15年のダッシュくんです。現在、企業でインハウスデザイナーをしながら、副業でWebデザインのお仕事をしています。
グラフィックデザイナーが35歳から転職が厳しい理由

まず、35歳からグラフィックデザイナーへの転職が厳しい理由は、以下の通りです。
・グラフィックデザインは感性や創造力がすべて
・グラフィックデザインの仕事はハード
・35歳の未経験デザイナーの悲惨な現実
それぞれ、解説していきます。
グラフィックデザインは感性や創造力がすべて
グラフィックデザインの仕事は、感性や創造力を活かせる職業です。
創造力が活かせると言っても、クライアントの要望があってこそ成立する仕事であるため、自分の好き勝手にデザインを作ることはできません。
また、グラフィックデザイナーが常に求められるのは、デザイン力です。
そのため、グラフィックデザイナーは、いかにクオリティーが高いものを作れるかで優劣がつきやすいです。
同じ35歳のグラフィックデザイナーでも、芸術大学などで感性や創造力を高めるトレーニングをしてきた人とそうでない人とでは、天と地ほどの差があります。
人は、年齢を重ねるほど、価値観や固定観念が出来上がってしまうため、自然と創造力や感性が狭くなりがちです。
他の分野の大学を卒業し、一般社会においた現実的な価値観で教育を受けた人と自由な発想で表現ができる環境で教育を受けた人では、創造力に違いが出て当然のことです。
35歳から、自分の持つ感性や創造力の差を埋めることは、非常に困難でしょう。
その反面、趣味で絵を描いていたり、モノを作っていたり、クリエティブなことを長年続けている人は、可能性があるかもしれませんね。

グラフィックデザインは、創造力を持っているほうが有利です。
グラフィックデザインの仕事は想像以上にハード
グラフィックデザインの仕事は、AdobeアプリケーションのIllustratorとPhotoshopを操作できる必要があります。
IllustratorとPhotoshopの操作が少しできる程度では通用せず、実務レベルではスピードが求められます。
クライアントの要望をインプットし、デザインを素早くIllustratorやPhotoshopでアウトプットするスキルが不可欠です。
グラフィックデザイナーは、IllustratorとPhotoshopは使えて当たり前の世界です。
アプリケーションの操作を速くするために、ショートカットキーを覚えなければいけませんが、最終的には制作経験によるスケジュール管理がとても重要になります。
また、制作したデザインが一定のレベルのクオリティに達していないと、クライアントからOKがでないことも多々あります。
修正回数が多くなったり、時には、デザインのやり直しがあることも。
IllustratorとPhotoshopを扱えるだけでなく、デザイン力がなければ、グラフィックデザイナーとしてやってくには、かなり厳しいのが現実です。
また、グラフィックデザインの校了後は、印刷をする必要があります。
そこでよくある失敗は、誤字・脱字がある場合や印刷用の入稿データでミスを起こしてしまうことです。
ミスがあったデータで印刷をしてしまった場合は、取り返しがつきません。
そのため、情報の取り扱いの厳重さや何度も文字校正を求められるケースもあり、ミスが発覚すれば、厳しい言葉が飛び交うことも珍しくありません。
グラフィックデザインの仕事は、ミスに対する意識が過剰に高まりやすく、神経をすり減らすこともよくあります。
実際には、精神的なストレスが高い職業でもあるため、心身を壊す人も多いですね。
35歳からハードな仕事を選ぶには、とても勇気がいることです。
普段から几帳面な人や文字に強い人、メンタルが強い人は、グラフィックデザイナーに向いている可能性はあります。

グラフィックデザイナーはハードな仕事なので覚悟が必要です。
35歳の未経験グラフィックデザイナーの悲惨な現実
ぼくが当時28歳でデザイナー歴4〜5年のとき、35歳の未経験のグラフィックデザイナーさんと一緒に仕事をしたことがありました。
そこで、目の当たりにしたのは、35歳の未経験グラフィックデザイナーの悲惨な現実でした。
今の時代、多様性という言葉があるくらいで、お互いの理解を目指す社会に変わりつつあります。
しかし、残念ながら、グラフィックデザイナーの世界は、完全に実力社会です。
極論ですが、センスがなく、クオリティーが高いデザインを作れない人は、冷たい目で見られてしまいます。
35歳となると一般的には、同じ企業に勤めていれば10年勤続で課長になれるくらいの年齢です。
しかし、35歳からグラフィックデザイナーに転職すると、下積みからのスタートになります。
20代前半の若い人はどんな仕事でも下積みになりますが、35歳から下積み経験を受け入れる必要があります。
タイミングにもよりますが、同じ20代の新卒デザイナーと同じ扱いになります。
年齢によるプライドがあったり、一般的に扱ってほしい年齢のセルフイメージを持っている場合は、周りとのギャップが生じるでしょう。
また、グラフィックデザインの世界は、古い職人気質の考え方が残っていることもあります。
小さなデザイン事務所に入社した場合は、泥臭い修行をさせられることがあるかもしれません。
35歳から実力も経験もないグラフィックデザイナーは、芸術大学卒業の20代デザイナーと比べると、成長の観点から不利と言わざる得ないでしょう。
副業やフリーランスならまだしも、激務で薄給・冷遇の正社員グラフィックデザイナーへの転職はよく検討しましょう。

実力の差を埋めることができないと厳しい現実が待っています。
35歳からのデザイナー転職はWebデザインなら可能性がある

35歳からのデザイナー転職は、Webデザイナーなら可能性があると思います。
理由としては、以下の通りです。
・WebデザインはHTML/CSSは誰でも習得可能なスキル
・HTML/CSSは常にアップデートされている
・WebデザイナーとHTLMコーダーで分業される
それぞれ、解説していきます。
WebデザインはHTML/CSSは誰でも習得可能なスキル
Webデザインは、HTML/CSSの知識が必要不可欠です。
HTML/CSSを勉強した上で、はじめてWebデザインができるようになります。
また、Webデザインは、ある程度レイアウトが形式化されているため、未経験からでもデザインしやすいと言えます。
そのため、全くのデザイン未経験者でもWebデザインの勉強をすれば、年齢に関係なく習得することができます。
また、最近では、StudioやペライチなどのノーコードWeb制作ツールなどの登場により、Webデザインが簡単にできるようになりました。
そのため、Webデザインに対するハードルが下がっているため、HTML/CSSの基本がしっかりできてさえすれば、完成度が高いWebサイトが作れます。
Webコードの進化により、Webデザインの領域を補うことができるため、やる気と情熱さえあれば、35歳からでもWebデザイナーへの転職は可能です。

HTML/CSSは才能に関係ない。
HTML/CSSのアップデートにより知識がリセットされる
HTML/CSSは、基本的な記述ルールは変わりませんが、常にアップデートされています。
例えば、今まで使っていたコードが廃止となり、新しいコードに置き変わることはよくあります。
つまり、HTML/CSSのアップデートにより、Webデザインの経験者でも知識がリセットされることになります。
Webコードの勉強さえしていれば、未経験者で転職しても、Webデザイナー経験者と差が少ない状態で仕事をすることができます。
Webデザイナーにおいては、最新情報のキャッチアップ力が武器となります。
新しい情報や最新スキルを持っていることが武器となり、35歳という年齢関係なくWebデザイナーとして戦えます。
Webデザインは、いかに情報やトレンドを知っているかが重要です。
Webデザイナー経験者とっては、Webコードのアップデートは厄介なことですが、未経験者にとってはチャンスが生まれます。

Webデザインはトレンドがあるから流れに乗ることが大事。
WebデザイナーとHTLMコーダーで分業される
Webデザインは、デザインとコーディングで分業されることがあります。
Webデザインでは、色相配色やデザインのセオリーも勉強する必要があり、未経験の人にとっては、慣れないあまり苦戦するかもしれません。
そのため、Webデザインが苦手な場合は、HTMLコーダーとしての道もあります。
Webデザインは得意な人に任せて、コーディング専任として仕事をすることもできます。
その場合、JavaScriptやPHPといった高度なWebコードを学ぶことが重要です。
Webデザインとコーディングの分業による選択肢があるため、35歳からでも転職の幅が広がります。

ある意味、Webデザインは逃げ道が残されている。
デザイナー転職を目指すならWebデザインがおすすめ
35歳からデザイナー転職をするのであれば、Webデザインがおすすめです。
ぼくは、35歳過ぎてからグラフィックデザイナーからWebデザイナーへ転職した経験があります。
デザインの経験者だからといって、Webデザイナーとして有利になることはほとんどありませんでした。
Webデザイナーになるには、HTML/CSSの勉強が必須です。
才能やセンスが重視されるグラフィックデザインと違って、Webデザイナーには努力すれば誰でもなれるチャンスがあると思います。
また、Webデザイン勉強方法としては、独学かWebデザインスクールの2つの選択肢があります。
転職を目指すのであれば、Webデザインスクールで勉強することをおすすめします。
理由としては、転職が強いWebデザインスクールに通うことで、卒業制作やポートフォリ作成のサポート・補助金制度を活用することができるからです。
そのため、Webデザイナーとしての転職は成功させやすいです。
35歳からデザイナーを目指すことは素晴らしいですが、年齢制限がなく、可能性がある世界を選ぶようにしましょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!



